文化

言語

パラグアイの歴史はヨーロッパとグアラニの二つの文化と伝統の融合に基づいています。この融合の特徴の一つは、今日まで受け継がれてきたグアラニ語です。現在、パラグアイ国民の80%以上がスペイン語とグアラニ語を話し、二つの言語の混合であるジョパラ語を多くの人口が使用しています。

食文化

典型的な料理は、肉、とうもろこし、キャッサバを主な食材として使用します。その中でもチパ(キャッサバ粉と生チーズのパン)、ンベジュ(小麦でんぷんとチーズのパン)、チパ・グアス(とうもろこしケーキ)、パジャグア・マスカダ(キャッサバ粉と肉のパイ)、ソパ・パラグアジャ(とうもろこし粉、生チーズ、玉ねぎのパイ)が、パラグアイの典型的な食べ物です。

チパ

ンベジュ

ソパ・パラグアジャ

キャッサバ


音楽

パラグアイの伝統音楽は、ポルカとグアラニアです。ヨーロッパ民謡に由来するポルカは詞的な歌詞の曲が多いですが、フェリックス・ペレス・カルドソの「スズドリ(Pájaro Campana)」の様な器楽曲もあります。グアラニアはパラグアイで最も知られた音楽であり、偉大な音楽家ホセ・アスンシオン・フロレス(1904-1977年)によって基礎が形成されました。

最も代表的な楽器は、ギターとアルパです。植民地時代にヨーロッパ人によってパラグアイの地へ持ち込まれた後、パラグアイ独自の様式に発展していきました。

祝祭

年間を通して、伝統的な祭りが国中の街や村で催されます。宗教的な行事の代表は、カアクペで行われるカトリック教の無原罪の御宿り、タニャランダウ、ピリベブイ、サン・フアンのイースター休日、エンボスカダで行われる羽根と仮面のお祭り、聖燭祭などがあります。

無宗教の行事は、国内最大規模であるカエンカルナシオンのカーニバル、民謡音楽に合わせ馬術競技が行われるサンティアゴとサンミゲルのミシオン祭りなどがあります。異なる文化の融合がこれら全ての行事における共通点であり、中でもその融合が極めて特徴的な行事として、アルトスで催されるサン・ペドロとサン・パブロの祭り等が挙げられます。

カンデラリア祭

エンカルナシオンのカーニバル


伝統民芸

パラグアイの特徴的な伝統民芸は、革工芸品、ニャンドゥティ、アオポイ、エンカヘジュ等のかぎ針編みの細かい刺繍、カランダウ、牛の角を使った工芸品(マテ茶やテレレを飲む際に使用される容器)、金・銀細工(ルケが特産地)、陶器(イタ、トバティ、アレグアが特産地)などがあります。

中でも特筆すべき工芸技術は、楽器製造です。イエズス会布教活動での楽器の使用が背景となり、パラグアイの弦楽器職人は広葉樹を使用した木製のギターとアルパ製造における高度な技術を身につけました。

ニャンドゥティ

アオポイ

銀細工

グアンパ

陶器


先住民族芸術

異なる先住民族によって美しく丹念に作られた芸術品は、天然繊維、様々な種類の木、種やその他の材料から出来ています。伝統祭事において魔術の象徴である、羽根が使用された見事な芸術品は、色鮮やかで力強い印象を与えます。